王城の一室。一人の女騎士が報告書を悲痛な表情で握りしめていた。「――……なんて、惨い」そこに書かれていたのは近くの村で巻き起こった惨劇。そしてそれを引き起こしたのがオークやオーガで構成された魔物の部隊であるということ。「……許せん」静かに、凛とした声音で女騎士が言う。その胸の中は煮えたぎるような怒りで猛り狂っていた。「命は下った。征く」女騎士は剣を手に取り、立ち上がると部屋を出る。思い浮かぶのは民の泣き叫ぶ顔。どれだけ辛く、苦しい目にあったのか。「生かしてはおかんぞ、魔物どもっ……!!」

おすすめの記事